世界三大美女として知られる、かのクレオパトラも愛したといわれる死海美容。ただの泥、ただの塩ではない、ミネラルのチカラが凄いのです。海水には肌を刺激する塩化ナトリウムが多く含まれますが、死海には肌を潤す塩化マグネシウムが海水の30倍以上含まれています。潤いミネラルが多く含まれる死海の泥パック後には肌がしっとり潤うので天然の美容オイルともいえるかもしれません。
ちなみに豆腐を凝固させるために必要な天然成分のにがりは塩化マグネシウムです。 古代から日本人が美肌や癒しを求めて温泉に入るように、クレオパトラは死海に入っていたのかもしれませんね。
アトピー、乾癬、ニキビなどの皮膚系疾患に悩む方の民間療法(医療)としても広く知られており、皮膚科医の先生が推奨されていたりもします。皮膚系疾患の療養として死海を訪れる人々も多くいます。
英語でDead Sea、日本語で死海。名詞としてこれほどのパワーワードがあるでしょうか。
ここは宇宙なのか?と錯覚するほどの無重力感を味わえるプカプカ浮遊体験の地、死海。
大自然が作り出した偉大さ、この地球の神秘は、死ぬまでに体験したいコトのひとつに、きっと入るでしょう。
生物が生きられないほどの塩分濃度でもあることからDEAD SEAという名前がついたといわれる死海は、東側にヨルダン、西側にイスラエル(パレスチナ)に囲まれた塩湖です。はるか昔は海だったけれど、今は湖だということ。塩分濃度は30%と非常に高く、湖底では40%ほどに達する場所もあるようです。ちなみに海水の塩分濃度は3%程度なので海水の10倍の塩分濃度となります。舐めるとしょっぱいなどというレベルではなく、苦味やえぐみを加えた味わったことのないほどの最大級のしょっぱさです。大量に飲みこんでしまうと命の危険すらありますのでくれぐれもご注意ください。
死海は地球上で最も低い海抜マイナス420メートルに位置しています。東京タワーが333メートルなので、東京タワーを入れて下っていったとしても、それよりも、もっともっと地中深くにある死海にはまだまだ辿り着きません。恐ろしく地球の深いところにあり、想像しただけで神秘的です。
湖底も様々で、塩の塊、泥地、塩砂石と混在したところなどなど。湖底が塩で真っ白のところだと南国ビー チのような真っ青なコバルトブルー、エメラルドグリーン色の目にも鮮やかな光景に出会えます 。
白亜紀(1億4千万年前~6千万年前)以前は海底だったようで、その後の海底隆起により形成されていったと推測されています。死海に流れ込む川はヨルダン川のみであり、年間降水量は50mm~100mm程と、とても少なく、夏の気温は40度近くまで上昇し、冬でも20度以上と年間を通じて暖かい場所です。そのような気候や立地条件から流れ込む川や雨からの水分供給より蒸発が上回ることで数千万年という長い年月をかけてこのような姿、塩分濃度となっています。
面積約940キロ平米、ちなみに琵琶湖が670キロ平米なので琵琶湖の1.4倍ほどの面積を誇ります。南北に60キロほど、東西に16キロほどであり地図や衛生写真で見ると細長い湖の形をしています。
これは塩分濃度の高さからくる密度の問題です。人間の密度が約1に対して死海は約1.3。物体より液体の密度が高い場合、液体の上に浮くことが可能になります。死海で沈もうとしてもまず不可能で、どんなにカナヅチで泳げない方でも必ず浮きます。
もし、自宅のお風呂で擬似死海体験として浮かぼうする場合、一般的な浴槽約200リットルに対して60キロ程度の塩を溶かすと死海の塩分濃度に近づき理論値では浮くはずです。
ヨルダン側の死海沿岸には外資系の5つ星高級ホテルが立ち並ぶリゾートエリアが存在します。中東やヨーロッパ各地の富裕層をはじめ、世界中から究極のリラクゼーションを求めて人々が訪れます。それぞれのホテル前には死海プライベートビーチが存在してり、屋内にも天然の死海プールがあるため、屋内外で浮遊体験が可能です。ホテル内の併設スパでは熟練のセラピストさんによる死海の泥パックや死海のソルトスクラブを利用したボディやフェイシャルトリートメントが受けられます。贅沢な空間で受ける死海スパ後の、しっとりツルツルボディには、きっとうっとりするでしょう。酸素濃度が高い死海は、体への栄養補給をはじめ、心のバランスまでをも整えてもらえる”究極のリラクゼーションスポット”であり、”パワースポット”ともいえるでしょう。
春(3月中旬〜6月前半)、もしくは秋(9月中旬〜11月中旬)が暑すぎず寒過ぎずオススメです。日本からの直行便はなく(2021/5現在)、第三国を経由して行くことになります。死海はヨルダンの首都アンマン中心部から50キロほどのところにあり、車で1時間程度、アンマン国際空港からだと40分程で到着します。町中から離れた場所にあり公共交通機関はないのでホテルの送迎車やタクシーを利用するのが一般的です。空港から直行して3、4泊程度保養するという贅沢も良いかもしれません。
エミレーツ航空(UAE ドバイ経由)、エティハド航空(UAE アブダビ経由)、カタール航空(カタール ドーハ経由)は日本に乗り入れており、経由地からの便数も多くスケジュール的に便利です。オイルマネーによるお金持ち航空会社であり機体は最新鋭で新しくサービスやエンターテイメントも充実した快適な空の旅を楽しめます。それぞれの乗継地の空港は中東屈指のハブ空港であり世界中からの飛行機が離発着しています。24時間眠らない巨大ターミナルはレストラン、お土産屋、様々なショップ、ラウンジ等々充実しており、設備は豪華、清潔、綺麗で快適に過ごせます。
ヨルダンを含むイスラム圏(イスラム教徒、ムスリム)はラマダン(Ramadan)という聖なる時期があり、日の出から日没まで一切の飲食を断つ断食期間があります。約1ヶ月間あり、飲食店をはじめ、様々なお店なども閉まりますので事前のリサーチをおすすめします。ちなみにラマダンはイスラム暦に基づくので毎年少しずつ時季が異なります。
ヨルダン王国を代表するラグジュアリー死海コスメとして世界中のセレブたちにも愛用されています。ヨルダンの首都、アンマンに本店があり、ヨルダン国内数カ所に直営ショップがあります。その他、中東の国々や、ヨーロッパ、アジアでは唯一日本(福岡)にお店があります。
ヨルダン側の死海沿岸には外資系の5つ星高級ホテルが立ち並ぶリゾートエリアが存在しており、客室アメニティとして使用されています。また、併設のスパではトリネティプロダクトを使用した死海トリートメントが受けられます。
2015年にヨルダンで開かれた世界経済フォーラム(通称ダボス会議)中東地区会議では、ヨルダンを代表するお土産として政治経済界の参加者にトリネティが贈られました。
日本にも支店がございますので気になる方はぜひ調べてみてください。 洗顔石鹸、ハンドリーム、バスソルト、スクラブ、ザクロオイル(美容液)などミネラル豊富な死海コスメが勢揃いしています。
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