COLUMN
美容コラム

保湿ケアアイテムをどう使う?~ナイトクリーム・オイル美容液・デイクリームの使い分け~

スキンケアアイテムには、化粧水などの水分を補うものと、乳液や保湿クリーム、オイル美容液など主に油分を補うものとがあります。保湿ケアアイテムの役割や使う順序、使い分けなどをおさらいしてみましょう。

 

 

ナイトクリーム

夜のスキンケアの最後に使用するクリーム。日中用のクリームに比べ保湿成分が多く、お休み中にしっかりとお肌に潤いを与えてくれることが特徴です。化粧水や乳液、美容液で整えたお手入れの最後に使用することで、お肌の表面に油分の膜を張り、お休み中のエアコンなどによる乾燥を防いでくれる頼もしいアイテムですが、油分が多いため日中使うと化粧崩れの原因になることも。乾燥が特に気になる冬は、夏用よりもさらに油分の多いこっくりしたテクスチャーのクリームを使用したり、乾燥が気になる部分に重ねづけするなど、お肌の状態に合わせて選ぶことで朝までしっとりとした潤いをキープできます。

 

導入美容液(オイル美容液)

美容液と聞くと、スキンケアの後半に使用するイメージを持たれる方も多いかもしれません。導入美容液は、ブースターともよばれ、洗顔後すぐのお肌に使用します。オイルやジェルタイプのものが多く、皮脂の成分と似た成分をもつ植物由来のオイルや、カプセル化成分を使用したより浸透力の高いジェルタイプが一般的によく知られています。導入美容液の役割は、お肌を柔らかく整え、後に続く化粧水や乳液のお肌(角質層まで)への浸透を助けることにあります。「オイルを先に塗ったら化粧水や乳液を弾くのでは?」と思いがちですが、もともとヒトの肌は水を弾く「疎水性」という性質をもつので、水分でつくられた化粧水は肌に浸透しづらいものです。植物由来のオイル美容液は水となじむ性質を持つため、化粧水の前に塗布することで化粧水を浸透させる土台を整えてくれます。夜のスキンケアは、クレンジング→洗顔→オイル美容液→化粧水→(乳液)→ナイトクリームの順に行うことで、水分と油分をしっかりと補い、保つことができます。

 

デイクリーム

デイクリームの役割は、日中の気温や湿度の変化による乾燥ストレスや、チリやほこりといった外部からの刺激などのさまざまな外部環境ダメージからお肌を保護し、潤いを与えること。ナイトクリームのように油分の多いクリームは化粧崩れの原因となるため、使い分けるのがおすすめです。朝のスキンケアは、洗顔→オイル美容液→化粧水→デイクリームの順に行うのが効果的です。

 

保湿アイテムと一口で言っても、それぞれに役割が異なり、季節やお肌の状態でも使い分けが重要です。お肌の状態を確認しながら、最適なスキンケア方法をみつけてみてください。